アライグマ駆除!命と家を危険にさらす害獣の被害を防ぐための知識

アライグマ駆除のために知っておくべき知識について紹介する記事です。アライグマは、その外見とはほど遠い、危険な動物です。近くにアライグマの存在を感じたら、速やかに対策をとることが大切です。

駆除を考えるべきアライグマが存在するサインとは

アライグマ駆除

アライグマは本来、日本の自然界にはいるはずのない動物です。過去に北米から輸入された個体が逃げ出すなどして繁殖したことが、日本に存在する理由です。そのため、アライグマを完全に悪者にすることには無理があるのですが、実害が出ている以上、対策をとらなければなりません。
アライグマは、その外見からは考えられないほど獰猛な性格を持っています。人間に害を及ぼす病原菌や寄生虫を持つうえ、その特徴的な行動パターンにより家をも破壊してしまうことがあります。

アライグマは現在、都市部でも繁殖していることが確認されているので、市街地に住んでいる人でも、以下のようなサインがあるようなら注意しなければなりません。

足跡

自宅近くに5本指の動物の足跡を見つけたら要注意です。アライグマは、その5本の指を器用に使って畑の作物や庭の果実を漁ることがあります。柱などに足跡が付いている場合もあるので、発見したら侵入対策について真剣に考えたほうがいいでしょう。

壁が破壊されている

アライグマは高い場所に登るのが得意な動物です。軒下周辺の壁が壊されている場合は、アライグマの仕業である可能性が高いので、速やかに対策をとることが望まれます。

天井板が外れている

これは、すでにアライグマが天井裏に侵入していることを意味しています。アライグマが天井裏に侵入すると、足音やかん高い鳴き声が聞こえてくるかもしれません。そのほか、アライグマが居着いてしまうと、天井にフン尿によるシミができることがあります。放置すると天井が抜けてしまうこともあるので、このような状況の場合は時間的猶予はありません。今すぐ、駆除のための行動をとりましょう。

アライグマを寄せつけないor追い出すには

アライグマ駆除

アライグマは、居着かれてしまうと非常に厄介な動物です。鳥獣保護管理法や外来生物法により、捕獲や駆除をするには許可が必要なこともこれに関係します。そのため、アライグマを寄せつけない、もしくは出て行ってもらうことが、実はもっとも重要なのです。アライグマを寄せつけないor追い出すにはどうしたらいいのでしょうか。

エサになるものを放置しない

アライグマは獰猛なだけでなく、貪欲です。生ゴミだろうが畑の作物だろうが、食べられるものはなんでも漁ってしまいます。ペットの小鳥や魚なども食べ物にされてしまうので、アライグマが食べてしまうものはすべて遠ざける必要があります。

忌避剤きひざいで寄せつけない

市販の忌避剤を設置して、アライグマを寄せつけない方法もあります。忌避剤は、アライグマが嫌うニオイを発する薬剤で、これを家のまわりに設置します。スプレータイプなど、手軽に使えるタイプもあるので、利用を検討してみましょう。ただし、同じ製品を使い続けると慣れてしまい、効果が薄れる場合もあるようです。

すき間をふさいで侵入させない

アライグマは、獰猛でパワーがある割には器用なところもあります。そのうえ、柔軟な体を持っているため、せまいすき間から屋内に侵入してしまいます。そのため、侵入を防ぐためには、すき間をふさぐことが重要です。軒下や床下の通気口、換気扇、エアコンの室外機周辺などに注意する必要があります。すき間がある場合は、鉄板や金網など、頑丈な素材を使ってふさぎましょう。

アライグマは、高いところでもゆうゆうと侵入してしまいます。そのため、意外に効果的なのが木を切ってしまうこと。いくらアライグマでも、一定以上の高さの場所にジャンプしてかんたんに入れるほどの運動能力は持っていません。木を登って高いところに到達するので、木を切ってしまえばアライグマは高いところに登れないのです。

アライグマを駆除しなければならなくなったら

忌避剤でアライグマ駆除

アライグマが家の敷地や建物の中に入ってこないように対策はしたものの被害が止まらない場合や、忌避剤に効き目がみられない場合は、本格的にアライグマの駆除を考えなければなりません。ただ、すでにご説明しているとおり、相手は法律により守られている存在なので、それに反しないように駆除を進める必要があります。アライグマを駆除する際は、どのような手順を踏めばいいのでしょうか。

駆除の流れ

自力でできるアライグマ対策は、すでにご紹介した侵入対策までです。駆除となると、やはり専門の駆除業者に依頼するのが効果的で安心できるでしょう。駆除業者に、アライグマによる実害を詳しく説明して、実際に現場をチェックしてもらいます。もしかしたら被害がアライグマによるものではない可能性もあるので、業者はそこから調査を始めます。アライグマが原因であることが確認できたら、業者は被害状況、現場の状況から侵入経路などを推測し、アライグマが生活拠点にしているであろう場所を特定。綿密に駆除方法を練り上げます。ここで業者からは見積りが提示されるはずなので、内容を確認したうえで、作業を依頼しましょう。アライグマの駆除は、駆除が完了したあとの再発防止策と、アライグマが暮らしていた場所の消毒作業もセットで行わなければなりません。見積りにこれらの作業が含まれているかどうか、必ず確認しておきましょう。

実際の駆除作業では、カゴを使ってアライグマを捕獲します。現地調査から、もっとも捕獲しやすいと考えられる場所に、エサを入れたカゴを設置します。アライグマではないほかの動物がかかってしまう場合もあるので、捕獲作戦は注意深く行わなければなりません。捕獲したアライグマは、残念ではありますが、法律により生かしておけないため、安楽死、もしくは自治体に連絡して引き取ってもらいます。

アライグマの駆除が終わったら、再発防止策として、アライグマが侵入できそうなすき間を埋めていきます。その後、天井裏などの消毒・防腐作業を行って、作業は終了となります。

アライグマ駆除の際の自治体への連絡

アライグマ駆除

害獣専門の駆除業者に作業を依頼する場合は、自治体への連絡もすべて行ってくれます。自力で駆除をすることは、不可能ではありませんが、面倒な手続きもあるので現実的ではありません。捕獲許可申請はかなり複雑ですが、申請方法をかんたんにご紹介しておきます。

まず、自治体の担当窓口に、アライグマの被害について相談します。実際に捕獲することが決まったら、「捕獲許可申請書」を自治体宛に提出します。その後、審査があり、許可が下りた場合は、捕獲作業についての説明を受けます。自治体により、捕獲用のケージをレンタルしてくれます。ケージが借りられる場合は、指示されたとおりにケージを置き、見回りも定期的に行いましょう。アライグマがかかったら、実際の画像とともに自治体に連絡して、引き渡します。

アライグマは駆除の前に侵入を防ぐ対策を

アライグマ対策

アライグマなどの害獣は、駆除の前に侵入されないように対策することが重要です。かわいらしい外見のアライグマですが、激しい性格の持ち主であり、危険な病原菌や寄生虫の持ち主でもあります。元はといえば人間の欲のために日本に連れてこられた動物であり、駆除となるとかわいそうなところがあることも否定できません。しかし、ここまで繁殖して実害が出ている以上、厳しい対応をとらざるをえないのです。